BRAHMS
[Bio-Resource Auto High quality Management System]
クリニカルバイオリソースプロセッシングロボットシステム

特徴
- 全血採血管をセットするだけで血漿、DNAの分取~保管までの処理を全自動化
- 機械による自動処理のための担当者の専門知識・スキルが不要
- 安全保護具が不要
- サンプルの品質記録が残せる
- 上位システムとの情報連携が可能(患者情報と紐づけし、研究データ活用可能)
- 自動保管庫との連動で、払い出し作業が容易


BRAHMSに搭載されている主な機能
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移載搬送装置
投入口より検体を投入し、各処理装置へ検体を搬送します。
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採血管用ピッキングロボット
採血管をピッキングし、遠心機など各処理機へ検体を設置します。
カメラモジュールでは採血管側面の1次元バーコードの読み取り、乳び・溶血・黄疸を評価するための写真を撮影します。 -
遠心機
全血を血漿分離させます。
採血管の最大投入本数は24本となっています。 -
採血管ピーラーシステム
採血管のシール蓋を除去します。
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採血管キャッパシステム
採血管のシール蓋除去後、再栓キャップを取り付けます。
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採血管デキャッパシステム
採血管の再栓キャップを取りはずします。
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解凍ユニット
DNA抽出用に凍結した検体を解凍します。
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分注機
遠心分離後の血液の分離境界面を検出し、血漿のみを分取・分注します。
その他、試薬の注入等も行います。 -
DNA分離装置用シフト置台
分注機~DNA分離装置間で搬送します。
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DNA分離装置
クラボウ製DNA分離装置(GENE PREP STAR NA-480)を搭載しております。
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DNA純度・濃度測定装置
吸光式分光光度計を搭載しており、DNA純度・濃度を測定します。
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自動保管庫
-80℃でサンプルを保管する冷凍槽を搭載。
採血管および96wellチューブを1本単位でピッキング可能であり、自動で保管・払い出しを行います。
保管量は、 96wellチューブ:5万本、採血管:120本です。 -
制御装置、コンピュータ設備
操作制御や送制御、空調制御を行います。